あおくさい3つのうた
幼夢
そんなものが大事なのかと
大人が吐き捨てた言葉を受けとって
地面に投げつけた
お前らなんかに何がわかると
言うのは簡単だけど
わからせようとする勇気は
わかってもらえない寂しさに
負けるだけなんだ
どんなに痛めつけられても
間違っていると認めたくない
意地になってるとしても
抱えたものを放したくない
踏みなじるならやってくれ
薄汚い誇りにまみれてやろう
この心を持ってどこまで行けるか
僕の背中を見つめていて
通りがかりの雨で流せるくらいなら
最初から汚れてなんかいないよ
こすっても落ちない
それこそ僕が胸を張れるんだ
大人たちが怖い目で通り過ぎる
それでも僕は
若葉摘
白い光に溺れることが
幸せだと思っていた
時を見失いながら
私の夏は焼かれていく
鮮やかな緑が
永遠を約束していた
私たちがどこにも行けない悲しみを
追い越して笑いながら雲が行く
私たちのやり場のない悲しみは
ぶつける場所もなく宙に浮くだけ
夏が綺麗だといったのは誰だろう
信じられないよ
時が綺麗だといったのは誰だろう
信じられやしないよ
私たちのぬるい涙は乾くことなく夕立に溶け込んで
永遠に閉じ込められるだろう
私たちの悲痛ぶった叫びを聞いて
いったい誰が手を差し延べてくれるっていうの
愛想笑いを拒んだ私よりも
甘えてるだけのはずだったあなたの方がずっと
大人だった
夏が来たらこの色も
深まると信じていた
私の若葉はいま
摘まれた
無謀行
ふと目をあわせ
いたずらに微笑みあう
二人きり このまま逃げ出そう
そう言ったわけではないけれど
次の瞬間
同時に裸足で駆け出した
全てを突っぱねよう
難しい問題なんていらない
全てを放り投げよう
二人がいればそれでいい
日差しに溶け込むようにハイタッチ
どこにも行けるわけがないけれど
ささやかな逃避行
蝉時雨 隙間からのぞく青空
何も持っていないけれど
遠くまで行ってやろう
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2009/09/17
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